子供の昼寝が長いと夜寝る時間が遅くなる?そんな時の対処法
2017/02/11
忙しいママにとって子供が昼寝をしてくれるとほっとしますよね。
でもあまり長いと、夜に寝てくれるか不安にもなりますよね。お昼寝は本当に必要?
時間はどのくらいが最適?そんな子どもたちの睡眠事情について調べてみました。
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この記事の内容
子供がお昼寝が長い。夜寝る時間が遅い時はこんな対処法で!
元気に遊ぶ子供の一休みの時間であり、ママもホッとするお昼寝の時間。でも長く寝過ぎてしまい、夜に寝付きにくくなると困ってしまいます。
そんな場合はお昼寝を短く切り上げるのではなく、お昼寝のスタート時間を午後早めの時間に設定してあげましょう。できれば、お昼ごはんは早めに済ませて午後1時くらいからがいいでしょう。夕方までに起こしてあげれば、夜の就寝時間にも影響は少ないはずです。
ただ、早めにお昼寝して欲しくてもなかなか寝てくれない子もいます。そんな時は、朝の起床時間を少し早くするのです。午前6時~6時半くらいを目安に起こして、午前は思い切り遊ばせてあげると自然と体が疲れて早めのお昼寝がしやすくなります。
早起きが大変で…というママがいるかもしれませんが、早起きは三文の徳!早寝早起きを親子で実践するのは健康のためにも良い面がたくさんあります。
子供によってはお昼ねがあまり必要ではない子もいるので、体力面や個性も考慮に入れてください。お昼寝の時間が長い子は、体が睡眠を欲しているということでもあるので、無理やり時間を短くせずに調整してあげるとよいでしょう。
子供の昼寝が長いと寝起きが悪くて困る・・・上手な起こし方とは?
大人になっても寝起きが悪い人というのはいるものです。
子供だって朝起こすのに一苦労!というママも多いはず。また、朝は割とすんなり起きるのにお昼寝の寝起きは悪くて…という場合があります。
これは睡眠リズムが原因。人間の眠りは「浅い眠り」と「深い眠り」を波のように繰り返しています。浅い眠りの時はパッと起きれても、深い眠りからいきなり起こされるとうまく目覚めることができないことがあるのです。
特に子供は短時間の睡眠の場合、目が覚めても、なかなか脳が覚醒してくれない場合もあるのです。そんな時に強い不快感を感じてぐずったり、ときにはパニックになるほど泣いてしまうこともあります。
そんな時、ママは叱ったり大きい声を出さずに優しく声をかけながらハッキリと目が覚めるのを待ってあげましょう。寝ぼけてボーっとしたままだったり、また寝てしまうこともあります。
しっかりと起きる必要があるときは、お気に入りのおもちゃで興味をひいて覚醒を促します。寝起きは成長とともに改善されることが多いので、もうしばらくの間見守ってあげましょう。
子供の昼寝は長いと嬉しいけど、何歳まで必要なの?
子供に必要なお昼寝の時間。成長とともに必要なくなっていきますが、いくつくらいまではお昼寝させるべきなのでしょう。
さまざまな説はあるようですが、こればかりは子供の個性や個々の成長具合もあり「子供によって違う」というのが実際のところでしょうか。
ある家庭では上の子は3歳半前には、ほとんとお昼寝をしなくなりました。でも、下の子は4歳を過ぎてもほぼ毎日お昼寝をするといいます。
お友達のお昼寝事情を聞いてみたところ、2歳で夜7時から翌朝7時までたっぷり眠り、お昼寝はしない子。小学校1年生になっても学校から帰宅するとすぐにお昼寝をしてしまう子など、本当に子供よってまちまちなのです。
成長して体力差がついてくる時期は、その個人差も大きくなるのかもしれません。
体を休めるために必要な子供のお昼寝ですが、一緒に出掛けなければならない用事があるときにお昼寝されたり、寝起きが悪い…など、ママ泣かせな一面も。そろそろお昼寝を卒業して欲しいのに、と思うママは少なくないようです。
子供の昼寝で最適な時間は1時間半、昼間の時間を見直そう
お昼寝の理想的なスケジュールは昼食後に1時間半くらいというところでしょうか。ママもほっとできるひと時になりますね。でも、子供が寝ていたらラクチンとばかりに長時間お昼寝させてしまうと夜に寝付かなくて大変!なんてことも。
お昼寝の時間が長くなっていると思ったら無理に起こさずに興味のある物で自然に目が覚めるように仕向けます。好きなDVDや音楽、おもちゃなど、好きなものがあると子供はすぐに反応するものです。
保育園に通っているなら決まった遊びの時間があり、たくさんのお友達と遊ぶこともできるので適度に体も疲れ、自然とお昼寝しやすくなります。しかし、保育園に行かない子は公園遊びや散歩をするなど、適度に体を動かす場面を設定してあげてください。
雨など悪天候で外に出られないときはマットレスやダンボールを使って、室内でも体を動かせる遊びを考えてあげるといいでしょう。家の中にあるものでも子供は想像力を働かせた遊びができるものです。
昼過ぎまでたっぷり遊んだら、お昼寝のあとの遊びは少し控えめにしておくといいでしょう。
幼児の昼寝は必要?その理由とはどんなこと?
昔から「寝る子は育つ」と言われています。
心配事や不安なことがなく、安心してよく眠ることができれば子供は健康に成長することができるということわざです。
これは医学的な根拠もあることで、睡眠時は成長ホルモンが分泌されることがわかっています。子供にとって睡眠とは、疲れを取りリラックスするための時間であると同時に、脳や体を発達を促す栄養とも言えるでしょう。
この時、体の中ではメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されています。メラトニンは細胞の免疫を強くする働きもあり、抗酸化作用だけでなくウイルスなどと戦うナチュラルキラー細胞を活性化させる働きもします。
つまり、質の良い睡眠を取ることは健康のため、すこやかな体の成長のためには不可欠であるといえます。
また、このメラトニン、一生を通して幼児期に一番多く分泌されることがわかっています。子供の睡眠の大切さを改めて感じますね。そのためにも起きている時間の過ごし方も大切になります。