子供が旦那に似てない！祖父母には似ている場合もあります！

子供と旦那、親子にしては似てないような…？　そんなこと感じた女性、いるでしょうか。

遺伝子のいたずらで両親には似ず、祖父母に似てしまう場合もあります。

昔は新生児が病院で取り違えられていた！なんて話も。父親に似ていない子供について調べてみました。

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子供が旦那に似てない？顔の形は生活環境でも変化する

赤ちゃんの顔に対する願望は、鼻の形がキレイなパパからは鼻が、ぱっちり二重のママからは目が似て欲しいなどいろいろありますね。

子供の顔は、親からの遺伝によってだけ決まるものなのでしょうか。

実は顔には、遺伝が強く出る部分と生まれてから生きていく中での環境で変化する部分があるので、顔の全てが遺伝で決定されるわけではありません。

遺伝が強く出るのは、顔の輪郭やおでこ、目元、鼻、唇などは遺伝しやすいのです。

つまり顔のベースとなる部分で、歳を重ねるごとに親に似てくるというのは確かに遺伝によるものです。

逆に環境によって変化する部分もあります。頬骨、口まわり、顎などは生活環境で変化します。

親はどちららもほっそりしたシャープな顎なのに、硬いものを食べる生活を続けていれば顎の筋肉がしっかりとして太めの顎になります。

口まわりもよく笑うか笑わないかなどにより、筋肉の付き方が変わり印象も変わってきます。

とはいえ、親と一緒に生活していくと同じような生活環境になることが多く顔の作りも似てくることになるのです。

旦那と似てない子供。祖父母には似ているかもしれません

子供が父親にも母親にも似ていないケースでは、祖父母のからの隔世遺伝があることも多いのです。遺伝についての話を簡単にしてみましょう。

遺伝子とは細胞の中のDNA（デオキシリボ核酸）にあり、そのDNAが「ヒストン」というたんぱく質に巻きついて、折りたたまれた状態のものを染色体といいます。

通常、細胞は父方・母方の2つの染色体セットを持っています。人間では1セット23本の染色体が2セットで合計46本。例えば、父親の染色体がA・Bの２本１セット、２セット４本の染色体しかないとします。祖父方からもらった「祖父A」「祖父B」、祖母方からの「祖母A」「祖母B」の４本です。

この父親の細胞から精子をつくると染色体は1セット2本に減らされます。母親の卵子も同じで、精子と卵子の1セットずつの染色体が合わさり2セットになります。

2セット・4本の染色体を持つ父親が1セット・4本の染色体を持った精子を作る場合、AとBの染色体の組み合わせは（1）祖父Aと祖父B、（2）祖父Aと祖母B、（3）祖母Aと祖父B、（4）祖母Aと祖母B、の4パターンになるのです。

ある調査では旦那さんの○％が自分に似てない子供を育ててる？

イギリスのリバプール・ジョン・ムーア大学の研究チームが過去54年間にわたりアメリカ、フィンランド、ニュージーランド、南アフリカ共和国、メキシコ等を調査したところ、約4％が血のつながらない子供を育てているという結果が出ました。

25人に1人の父親は他人の子供を育てているということになります。この4％というのは平均の数値なので、低いところでは1％、高いところだと30％もあり、その平均が4％ということになります。

ドイツの民間調査機関では、新生児の1割が戸籍上の父親以外の子供であると発表されています。更に世界規模で行われた血液検査では、10人に1人の父親が血の繋がりがない子供を育てているという結果になりました。

では、日本ではどうなのでしょうか。
裁判所の調査によると、子供の約1割は父親と血が繋がっていないというのです。ただし、これは日本全体の話ではなく、裁判所で調査対象となったうちの割合なので日本全体には当てはまりませんが、想像以上に数が多いと感じるのではないでしょうか。

旦那に似てない子供…昔は事件もあった赤ちゃんの取り違え

「お風呂に連れて行きますね」と看護師に抱かれて行った我が子。1時間ほどして病室で待つ母親に「泣いているので連れて行ってもいいですか？」と連絡が入ります。

うちの子は出産時の産声以来、激しく泣くことなんてあまりなかったのでどうして泣いているんだろうとママは不思議に思いました。

やがてママの名前が書かれたコット（透明のベッド）に入れられて病室に来た赤ちゃん。

「どうしたの？」と抱っこしてみると…
軽い！　顔が違う！

驚くママに、その赤ちゃんもピタッと泣きやみ見つめてきます。顔の横がへこんでいるのでお風呂の最中にどこかにぶつけたのかも？と思ったものの、やはり顔が違うち重さも違う。
（顔のへこみは鉗子分娩であったため）

ナースステーションに抱っこしたまま連れて行き「あの～、子供が違うんですけど…」

看護師さんたちは一斉に振り向き、看護師長さんも「どういうこと？」と驚きの声。と、お風呂担当だった看護師さんがあわてて赤ちゃんの足をチェックすると違う子供であったことが判明しました。

子供が親と似る理由、似てない理由。遺伝子と生活習慣

女性の持つ染色体はXX、男性の染色体持つはXYです。
生まれた子供は、母親のどちらかのX染色体と父親のXかYのどちらかの染色体のミックスで生まれてきます。

男の子は母親のXと父親のYが合わさってXY。
女の子は母親のXと父親のXの組み合わせでXXとなるわけです。

女の子は母親のXよりも父親のXが強く出現し、
父親に似ることが多く、男の子は父親に似る場合、母親に似る場合があるそうです。

あたまがこんがらがってしまいそうですね。

ただ、女の子は父親から顔や性格を引き継ぎやすく、体形は女の子も男の子も母親に似ることが多いという傾向はあるとのこと。

これは子供が食事やおやつを母親と一緒に食べる機会が多いことが一因だと思われます。母親がたくさん食べるぽっちゃりさんだと、子供も同じような生活で体形も似るということです。

よく言われることでは父親に似た女の子はかわいいとか、両親には似ていないけれど祖父母やさらにさかのぼった先祖に似ているという場合もあります。

自分の顔の作りが好きじゃないからといって両親を責めないでくださいね。