破水したのに陣痛が遠のく?お産の陣痛について紹介します!
2017/02/11
破水した後に陣痛が遠のくことはあるのでしょうか?
破水→陣痛→出産とはならない?陣痛が遠のいてしまう原因とはいったい?
そんなときに必要なのはパパの助けなんです!?気になるお産の陣痛について紹介します。
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この記事の内容
破水したのに陣痛が遠のく!?原因は?
陣痛はお母さんが赤ちゃんを押し出そうとするときの痛みで、通常は徐々に感覚が短く、強くなっていくもので。
これがうまくいかず、弱いままで子宮口が開いてこない状態になるのが「微弱陣痛です」。
原因はさまざまで、多胎妊娠や胎児が大きい場合、骨盤の形状などによることもあります。太り過ぎも微弱陣痛になりやすいので、妊娠中の体重増加には注意を払いたいもの。
疲れや睡眠不足といった、日常生活が影響することもあります。
お産に時間がかかり過ぎると、お母さんの体にかかる負担はもちろん、胎児にも負担がかかってしまいます。
母子ともに問題がない状態であれば、体を動かしたり陣痛が強くなる姿勢になったりしながらようすを見ます。
胎児の心音低下などがある場合、ある程度の大きさまで子宮口が開くようなら、吸引または鉗子分娩を行うことになります。
さらに胎児の状態や母体が危険にさらされるようであれば、緊急の帝王切開による分娩となります。
破水後にも陣痛は遠のく?遠のいた場合は?
陣痛が始まって、いよいよ来たか!と身構えていたのに、遠のいてしまった…。という経験をしたお母さんは少なくないようです。
病院で辛そうな声を上げて、陣痛と戦う妊婦さん。しかし、急におとなしくなったと思ったら痛みが引いていってしまう。
せっかく覚悟を決めたのにっ!
初産だけでなく、2人目、3人目を生むときでも陣痛が遠のいてしまい、出産に時間がかかった経験をする場合があります。
臨月に入ってからの2~3週間もの間、夜中になると微弱陣痛があり、眠ってしまうと痛みが引くといった状態を経験した人も。いよいよ、本格的な陣痛か?と入院したものの、再び陣痛がどこかへ行ってしまった。
「おしるし」まであったのに、結局は医師からは一度帰宅するか促進剤を使って出産するか選択するように言われたので、促進剤を使い出産に至ったのだそう。
個人差とはいえ、ずいぶん気まぐれな赤ちゃんだったのでしょうか。
破水しても陣痛が遠のくので寝てはいけません!?
出産は本当に大仕事。ある出産体験では、そのドタバタ加減が伝わってきます。
すでにおしるしが始まって、陣痛のたびにタオルで抑えていたものの、だんだん間隔も短くなり、うっかりいきんだその瞬間…。
ピリッと痛みが走ったと思ったら一気に破水して羊水が助産師さんにもかかってしまいました。
分娩室は、一気にお産準備で慌ただしくなりました。足置き台に注射、点滴、滅菌袋。登場した院長が助産師に何か指示している…え?シビン?!
その間にも陣痛がやってきて、いきんではみるもののうまくいかない。痛くて仕方ないから体をくねらせると院長から「痛みから逃げちゃダメ!」なんて言われたり。
続く陣痛に疲労困憊で睡魔に襲われたものの「寝ると陣痛が遠のくから寝ちゃだめ!」と言われて必死に頑張って無事に出産したとのこと。
眠さのあまり、分娩台の上で白目をむきながらの出産となりました。お母さんってホントに大変ですね。
陣痛が遠のくのを防げるのはパパ次第!?
陣痛が遠のいてしまう原因はいろいろありますが、ときに夫の言動も影響します。
順調な陣痛・出産のためにはお母さんが心身ともにリラックスできていることが重要になります。緊張やストレスが引き金になって陣痛を弱らせてしまったり、お産が遅れてしまうことに。
陣痛が始まった!もうすぐ産まれるかもしれない!
これは家族、親族にとっても大事件。近くに住んでいれば両家の親が駆けつけてくることも考えられます。
実の親はともかく、夫の親が「ようすはどう?まだ生まれないの?」と声をかけてくる気持ちもわからないではないものの、答える余裕などありません。
すっぴんで悶え苦しむ姿を夫の親に見られるのも避けたいところ。でも「面会は断りたい…」とは嫁の立場からは非常にいいにくいものです。
夫の親が返った途端に陣痛が進んだという話もあるくらいで、陣痛がお母さんの心理状態と直結しているんだなぁ、と実感します。
出産に男は役立たないと言いますが、こんな場面で周囲をフォローする気配りくらいはして欲しいものですね。
陣痛が遠のくのは初産婦?経産婦と初産婦との違い
出産を始めて経験する「初産婦」と、過去に出産を経験している「経産婦」では出産時の経過に違いはあるのでしょうか?
結論から言えば、そこに大きな違いはないでしょう。赤ちゃんやお母さんの体の状態、それぞれのタイミングも違うので同じお産はありません。
ただ、一度でも出産を経験していればおしるしや陣痛の進み具合といった、出産への兆候がわかりやすいということはあります。
陣痛の痛みに関しても、違いは「過去に経験しているかどうか」というだけで同じように痛いものです。初産婦にとっては、ピークの痛みがわからない不安は強いでしょう。その点、経産婦であれば「まだこれからもっと痛くなる。痛みを超えたら赤ちゃんに会える!」と自分を鼓舞できるのかもしれませんね。
分娩にかかる時間に関しても、個人差があるので一概に言えませんが、平均すると初産婦で11~15時間、経産婦で6~8時間くらいというデータがあり、経産婦の方が短時間で出産に至るケースが多いことを示しています。