舌が短いと滑舌は悪くなりがち。改善・治療の方法教えます！

人前で話すときに自分の滑舌がコンプレックスだという人もいるでしょう。

舌が短いと活舌がよくないことがあり、どうしても気になる場合は手術で改善させる方法もあります。

そこまでは…と思うなら、ちょっとしたトレーニングもあるので試してみてはいかがでしょう？

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舌が短いと滑舌は悪くなる？活舌改善の手術もある

滑舌が悪くなる原因の多くは舌が短いからとイメージされていますが舌の長さではなく舌の裏側にあるひだ状の「舌小帯」そのものが舌の先まで伸びている人に多くこれが原因のひとつであるといわれています。

専門用語では「舌小帯短縮症」とあり脳からの指令で舌を動かすとき舌小帯が動きを制限していまうためなってしまうものです。

「舌小帯短縮症」の診断基準は早口言葉が苦手だったり、早い口調で話そうとするとうまく話せずに舌がもつれるような感じになる症状の人が多いようです。

もっとも効果的な治療方法は手術という選択肢のあります。「舌小帯解離手術」といい、保険適用で3割負担の治療であれば手術費用は5000円前後でできます。

麻酔は局所麻酔で行い通院も数回ですみますし、小さなお子様でも手術をうけることができます。

どうしても手術はしたくないのであれば滑舌改善という方法もあります。
「舌小帯短縮症」の軽い方であれば機能訓練をするだけで回復し症状も改善されます。
トレーニングの内容は意識して舌を動かしたりラ行の発生練習などです。

言語聴覚士（ST)はことばによるコミュニケーションに問題がある方に対して必要に応じて訓練、指導を行います。

滑舌が良くない人の舌は短いの？日本人の平均的な舌の長さとは

人はそれぞれ個人差がありますが一般的に舌の長さは日本人男性で7.3センチ、女性で7.2センチといわれています。
ギネス記録での世界一舌の長い人はアメリカでコメディアンの仕事をしている男性で10.1センチという記録もあります。
コメディアンといえば人前でお話をするのが仕事ですが舌が長いと滑舌が悪そうなイメージがありますが実際はあまり関係ないようです。

それよりも舌が短い方が話すときに影響がでるようですが実際には舌の長さよりも舌小帯短縮症によるものが関係しています。
舌の裏側にある舌小帯とは下あごと舌を繋いでいるひだ状もことですが生まれつき舌の先のほうについていたり短いと舌小帯短縮症といい、他にも舌硬直症や舌癒着症などという言い方もあります。

特徴は口から舌先を出したときに先が割れてハートの形になっています。
滑舌が悪い方や舌がもつれる方、舌先で上あごに触れれない方などは歯科や口腔外科で相談もできますので気になる方は一度受診されてみましょう。

生まれつき舌が短い舌小帯短縮症。滑舌に影響がある

舌小帯短縮症とは生まれつき舌小帯が短かったり舌の先端についているなど、舌を動かしにくい人や発音しにくいということをいいます。

軽度な方なら、日常生活にほとんど支障はありませんがラ行が話しづらかったり舌がもつれる感じがあり早い口調ではなしずらいなど感じることがあります。

中等度のなるとラ行を言ってもダ行に聞こえたり舌の先がハート型になり舌小帯も白い紐にみえたり膜のように見えたりします。上あごに舌の先が届かず口の開き方を小さくしないと難しい。くるびるについた食べ物をなめるのも困難です。

重度になると下唇くらいまでしか舌が出せない、舌を上にあげることができないなど舌小帯が舌に隠れている状態のためみえません。

軽度の方なら発音や摂食、嚥下機能に問題はありませんが中等度や重度になると硬いものが食べづらいことや話しづらいといった発音、摂食、嚥下の機能に障害がありますので治療が必要になります。

低位舌で滑舌が悪い時はトレーニングで改善できる可能性が

低位舌とは口を閉じた状態での舌の先端は前歯の根元に収まっていますが舌の筋力が落ちてくることが原因で上あごから離れて落ちている状態のことをいいます。
前歯の根元に舌がないと無意識のうちに前歯の裏側を押している状態で歯並びにも影響してしまいます。
このような症状を見分けるためには舌を見たときに舌の側面に歯のあとがついているので舌が上あごについていないということになります。そのため汚れやすく舌苔（ぜったい）がついています。

様々ある低位舌の症状ですが発音や滑舌機能の低下、歯並びが悪いなど。他にも口呼吸のため口は渇いた状態のため口臭の原因にもなり、歯軋り、いびき、受け口、出っ歯などあります。

原因として考えられるのは幼児期のおしゃぶりや口呼吸、成人してからは舌の筋力の低下によるものです。

悪影響のある低位舌ですが舌のトレーニングで改善できます。
トレーニング方法の中で簡単にできるあいうべ体操があります。

まず、口を大きくあけて、あーと発声します
次に口を大きくいーと発声します
次は、うーと発声します
最後に舌を出して、ベーと発声します。

一日に数回に分けて繰り返しするとより効果があります。

舌を鍛えれば滑舌改善が期待できる。歌がうまくなるかも？

普段なにげなく使っている舌ですが、脳疾患などで麻痺がでたり機能が低下することがあります。このような場合でもリハビリやトレーニングで歌を歌ったり人と話して舌を動かすのは効果的です。まず舌の筋肉を意識して鍛えてみましょう。

トレーニングの最後まで口を閉じて行います。
舌を下の歯茎の外側に入れます
舌の先に力を入れて右から左へと下の歯の外側を舌でなでるようにゆっくり移動します。
左までいったらまたゆっくりと力を入れたまま右へ戻ります。
これを5往復します。
終わったら上の歯も同じようにゆっくり5往復します

これは予想以上に疲れます。無理なく行ってください。

このようなトレーニングで舌の筋肉が鍛えられ滑舌もよくなります。週に数回行い、2ヶ月くらいすると違いがわかってきますので続けてみてください。