便秘の腹痛と陣痛の痛みを比較してみました！

妊娠後期は便秘が多くて辛い思いをしているママさんは多いと思います。

この腹痛は陣痛？と悩んでいる人もいますよね！しかし便秘や下痢を起こしてしまうのは出産準備の兆候だそうですよ！

そこで事前準備で見てもらいたい、便秘の時の腹痛や陣痛の痛みをまとめました。

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便秘？陣痛？妊娠後期の腹痛は？

女性は便秘になりやすく、便秘が原因の腹痛になってしまうことは珍しくありません。

ある女性も、妊娠前から便秘になりやすく、臨月になって便秘の痛みと陣痛の区別がつかなかったらどうしようと不安に思っていたのだとか。

そうでなくとも妊娠中の女性が腹痛を感じると「赤ちゃんに何かあったのでは？」と考えてしまいます。

妊娠10週目に入ったばかりの頃、急にお腹が痛くなりもしかして陣痛が…？」と思うと同時に、これで病院に駆け込んで「腹痛の原因は便秘です」と言われたら恥ずかしすぎる！と躊躇してしまいます。

でも徐々に痛みが強くなり、かかりつけの産婦人科に電話を入れると「すぐに来てください！」。

不安と痛みの中、なんとかタクシーを呼び病院へ駆け込みます。

内診の結果、子宮口は全く開いておらず陣痛ではないとのこと。結局、浣腸してもらい帰宅することになりました。

本人にはちょっと恥ずかしい話ではありますが、もしものことを考えたら、正しい判断だったと思うべきでしょう。

便秘の腹痛は陣痛と似ているの？

便秘や下痢の痛みを陣痛と勘違いするというのは笑い話ではなく、実際にあることです。

多くは「生理痛をもっと重くした痛み」とも言われますが、下痢の痛みと似ていると感じた意見は多数あります。

下痢で何度もトイレに駆け込んでいるうち、それが実は陣痛だったとういのは珍しい話ではありません。

下痢や快便は、お母さんの体が「お産の準備を整えつつあるサイン」と思っておいてください。

お腹にあかちゃんがいるお母さんの体には、胎児の成長を促し、流産を防止するための「プロゲステロン」というホルモンが多く分泌されています。

このホルモンは腸の動きを弱める働きもあるため、妊娠中は便秘になりやすいのです。

しかし、臨月になり出産が近づくとプロゲステロンの量が減り、腸の動きが活発になります。そのせいで逆に下痢になってしまうこともあるのです。

臨月になったらお腹の痛みを甘くみないで、もしものときはいつでも入院できるよう、あらかじめ準備しておくようにしましょう。

便秘や下痢で腹痛がある時は陣痛の兆候？

お腹の中で成長とともに活発になる胎動。出産が近づくと、赤ちゃんは下に降りて骨盤に収まる形になるため、それまでのように動き回れなくなります。

胎動が減って、おとなしく感じるかもしれません。ただ、全く動けなくなるわけではないので、もし丸1日以上に渡って動きを感じない場合は、産婦人科に連絡しましょう。

出産間近では、赤ちゃんを包む子宮も大きくなり周辺の内臓も圧迫気味になります。ホルモンのバランスも変わることで、下痢や便秘になりやすいことも出産が近づいている証拠。

いつものお腹の状態に比べて、下痢や便秘がある場合は、出産の兆候である可能性があると覚えておきましょう。

また、この兆候が腹痛以外にも腰痛として表れることもあります。

赤ちゃんが骨盤内に降りることで、周辺の筋肉に負荷がかかり、骨盤周辺の筋肉に広く影響を及ぼします。これによって腰の痛みを感じることになるのです。

便秘の時のお腹の張りと陣痛の時のお腹の張りの違いは？

妊娠中の「便秘の張り」と「子宮に収縮によるお腹の張り」との違いはどのようなものでしょうか?
○便秘によるお腹の張りの特徴
便秘によるお腹の張りは、腸内に溜まった便やガスにより、腸内が圧迫されてお腹の張りとして感じます。

お腹がパンパンになったような「膨満感」はありますが、カチカチに固くなることはありません。

お腹が痛む場合は、便意の痛さであり、子宮の収縮の痛さとは、まったく異なります。

便秘によるお腹の張りや痛みは、横になったり、体を休めても、改善されず、根本的な原因である便秘を改善しないかぎり、お腹の張り（膨満感）はなくなりません。
○子宮収縮によるお腹の張りの特徴
子宮が収縮しているときは、お腹がカチカチになります。

腕に力を入れて「力こぶ」を作っているような状態なので、筋肉（子宮）はカチカチに固くなっています。

何かのひょうしに、まるで石のように「ギュ―っと」固くなり始めるので「お腹が張っていないとき」と「張っているとき」の違いが、わかってくるでしょう。

お腹の張りに伴って、子宮を絞られるような痛みを感じることもあります。

子宮の収縮は、生理現象なので、できるだけ横になって体を休めていれば、自然と治り、再び柔らかいお腹に戻っていきます。

ただ、お腹の張り具合にも個人差があるので、お腹が張ってもカチカチになりにくかったり、お腹が大きく目立ってくるまではお腹の張りを自覚しにくい、という方もいらっしゃるようです。

この痛みは陣痛？と迷ったときは？

陣痛とは赤ちゃんを子宮から押し出そうとして収縮することに伴って起こる痛みです。初めは生理痛や便秘のような痛みのことが多く、徐々に強まっていきます。最初から激しい痛みになることはありません。

陣痛は「前駆陣痛」から始まります。これは、痛みが起きては弱まることを繰り返し、その時間的な間隔もバラバラです。痛み自体もあまり強いものはありません。

特徴としては、
・痛みが強くなったり、弱くなったりを不規則に繰り返す。

・痛みというよりも不快感や圧迫感を感じることがある。

・体の態勢や姿勢を変えると痛みが治まる

といったことがあります。

そのまま分娩には繋がらないので「偽陣痛」と呼ばれることもあります。

出産予定日までには日数があるのに、臨月頃になってお腹が張る感じがするのも、この前駆陣痛の一つと言われています。

前駆陣痛が起きたからといって、すぐに本陣痛がくるわけではなく、数時間で本陣痛がくる人がいれば1ヵ月後になる人もいます。