シャンプーしても頭皮が油っぽくて気になる！実は洗いすぎかも！

毎日シャンプーしているのに頭皮がベタベタ油っぽくて気持ち悪い。気持ち悪いからまた洗ってしまう？

実はそれって逆効果！洗いすぎることで免疫のバランスを崩して頭皮にトラブルが起きているかもしれません。

シャンプーの成分にも種類があるので自分に合ったものを探すのも大切なようです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シャンプーの繰り返しが頭皮を余計に油っぽくしてしまう！

シャンプーのし過ぎで、皮脂不足になり、どんどん乾燥が進んでいきます。

皮脂が取られ過ぎて、頭皮が乾燥し、皮膚のバリア機能が弱まってしまい、ダメージを受けやすい状態になってしまうのです。

そうすると、ドライヤーの熱風の刺激を受けやすくなり、赤みや痒みなどというトラブルが、出やすくなります。

皮脂を取ることだけに、重点を置くと、頭皮は「頭皮が乾燥しているので、どんどん皮脂を出さなくてはいけない」と思い、今までよりも、たくさんの皮脂を出そうとするのです。

肌にあぶらとり紙を使わない方が良い、と言われる原理と同じです。

しかし、今もあぶらとり紙が欠かせないという女性が多いことも事実です。

皮脂をとることによって、頭皮がどんな状態になるかは、人ぞれぞれですが、皮脂の摂り過ぎは、頭皮環境にとっては、あまり良い環境ではないのです。

洗浄力が強すぎるシャンプーに注意！髪より頭皮の油を落とす！

シャンプーは、髪の毛を洗うもの、と思っている方が多いですが、頭皮を洗うことの方が、重要なのです。

頭皮の皮脂汚れは、毛穴を塞ぎ、酸欠状態になってしまいます。
しかも、嫌な臭いの原因にもなりますので、頭皮はしっかりと洗いたいものです。

シャンプーとは、頭皮を洗うものという、概念をしっかりと持ちましょう！

シャンプーは髪の毛を洗うのではなく、頭皮の汚れを落とすことが大切なのです。
洗浄力の強いシャンプーというのは、必要な皮脂まで落としてしまいます。

シャンプーを大まかに分類すると、次の3種類になります。

1.石油系・高級アルコール系シャンプー
2.石鹸系シャンプー
3.アミノ酸系シャンプー

一番多く、市場に出回っていて、価格も安価なものが、「石油系・高級アルコール系シャンプー」と、言われるものです。

シャンプー選びに、あまりこだわりのない方は、このタイプのシャンプーを使っていることが多いです。
どこのお店でも売っていて、どこでも買うことのできるシャンプーです。

石油系・高級アルコール系シャンプーのメリットというと、価格も安く、どこのお店でも買えるということです。

では、デメリットというと…。
洗浄力が強すぎるということと、刺激も強い、ということです。

シャンプーだけじゃない！頭皮が油っぽいのは生活の乱れ？

偏った生活は悪影響

油っぽい食べ物を多く食べたりなど、偏った食生活を送っていると、体内に脂質が増えてきて、皮膚だけではなく、頭皮も油っぽくなってしまいます。
ケーキやスナック菓子やナッツ類なども、脂質が多く含まれる食品ですので、食べ過ぎると、皮脂を過剰に分泌させる原因となるのです。

また、野菜などを摂らず、肉ばかり食べる生活だと、栄養バランスが崩れてしまい、皮脂腺の活動が活発になってしまいます。

インスタント食品なども、多量の食品添加物が含まれているので、体内のバランスを崩してしまい、皮脂が過剰に分泌される原因になります。

ストレスも体に様々な悪影響を与えますが、頭皮にも影響が出てくるのです。
ストレスによって、ホルモンバランスが崩れ、皮脂を過剰に分泌させるようになります。
これが油っぽい頭皮を作っているのです。

さらに、体内では活性酸素がどんどん作られています。
活性酸素は、体内の細菌などと戦う大切な役目を持っていますが、多く生成され過ぎると、頭皮に悪影響を及ぼしてしまうのです。

生活習慣の乱れも油っぽい頭皮の原因になります。
偏った食生活、暴飲暴食や、過度のアルコールの摂取も悪影響があります。
しかし、最も悪影響なものは、夜更かしなどで、睡眠不足になることなのです。

毎日のシャンプーは不要？頭皮の油を落とし過ぎの悪循環。

半日程度で、頭皮が油っぽくなってしまうのは、シャンプーのし過ぎも考えられます。

シャンプーのし過ぎとは、回数はもちろん、洗浄力の強さも影響していて、頭皮が異常化している場合もあります。

人間は、もともと、それほど髪を洗う必要がないのです。

でも、毎日のシャンプーが習慣化している人であれば、１日洗わないだけでも、我慢できなくなり、頭皮に痒みを感じたり、不快感を感じてしまいます。

それは、お風呂に入ることと同じなのです。

毎日、お風呂に入っている人が、１日でもお風呂に入らないと、体が痒く感じたり、体の臭いが気になったりするものです。

しかし、お風呂に入らないことに慣れることも可能なのです。
それが、人間の体なのです。

ですから、頭皮が異常になるほど、シャンプーで洗い過ぎるべきではありません。

石けんやシャンプーで体の皮脂を摂り過ぎてしまうと、必ず脂が不足しているという、シグナルが脳から伝わります。

人間の体の免疫を保つためには、いろいろな良い菌も頭皮にも存在しますので、それを過度に洗い流してしまうと、その穴を埋めようと、体は返って、皮脂を多く分泌させるのです。

そして、皮脂が気持ち悪く感じ、また洗い過ぎてしまう…、という悪循環に陥ってしまうのです。

頭皮がかゆい、毛が抜ける？早めに皮膚科を受診しよう。

脂漏性脱毛症とは、ホルモンの乱れによって、体内機能のバランスが崩れて、頭皮に皮脂が必要以上に分泌されて、頭皮の毛穴にこびりつくことによって起こります。

非常にまれな脱毛症で、抜け毛に悩んでいる人の1%弱と、言われています。

症状は、肉眼でもわかるくらいに、毛穴に皮脂が詰まっている状態で、それを除去すると、毛穴が赤く炎症を起こしているのが特徴です。
頭皮が脂っぽく、赤くなっている。抜け毛も多い。と言った症状はこの病気の可能性があるので、皮膚科などの医療機関で受診されることをお勧めします。

脂漏性皮膚炎（湿疹）とは、脂漏性脱毛症がさらにひどくなった状態です。
頭皮や顔のTゾーンなど、皮脂分泌の多い場所に起きます。

皮脂が多くなると、それをエサにする常在菌（マラセチア真菌）が増殖しやすくなります。
その菌と皮脂が混ざり合うと、遊離脂肪酸という刺激の強いものに変わり、その刺激によって、脂漏性皮膚炎になるのです。

主な症状は、頭皮全体、髪の生え際、顔のTゾーンなど、皮脂分泌が活発な部分の、『赤み』や『かゆみ』を引き起こします。
抜け毛に繋がる場合も多いです。

シャンプーしても、頭皮がベタベタして、ふけや痒みが止まらない、といったことや、顔全体も油っぽく、小鼻の周りや眉毛の周辺にも赤みが出るといったこともよくあります。

脂漏性皮膚炎も、自然治癒することは少ないので、皮膚科や専門病院での受診をお勧めします。